ひぐらしセミ
ちょうど、今頃の季節、子どものころ、ひとり、山に登り、その下山途中で、夕立にあいました。あたりは、すっかり暗くなり、時折、雨と風がたたきつけます。
そんな中、まわりの森から、何百ものオバケが、「ケケケッケッケェ-ッ」と叫びながら、遠くになったり、近くになったり、また、頭の上を襲来します。左からも、右からも。後ろからも、わたしに向かって、飛びかかってくる。姿は見えません。怖ろしいの、なんのって。
ちじみ上がって、カラダがガタガタ震えて、いや、走ったのなんのって。あんなに早く走って逃げたのは、あの時以来、記憶にありません。
夕立が去って、まわりが少し明るくなってくると、正気をとりもどしました。「あれは、一体なんだ?!」頭がおかしくなったのか?それとも幻か?それから、しばらくの間、その正体が解らず、日が過ぎていきました。
そして、まもなく夏休みも終わろうというころ、突然、その解答がひらめきました。こいつだ。
●オバケの思い出
●オバケの正体
●おカネ主義と自然主義
●不信と信頼
●持続可能なシステムへ
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